減薬・断薬

双極性障害の私が薬をやめた理由④(終) 「気分安定薬」

こんにちは!ちはるです。

今回は気分安定薬をやめた理由について描いていきます。

というか、気分安定薬に限らず、飲んでいた薬全般に関わる重大な理由がありました…。

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【漫画】双極性障害の私が薬をやめた理由④「気分安定薬をやめた理由」

 

 

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適齢期の私たちに迫る妊娠出産というタイムリミット

これは20代~40代の女性にとって非常に重大な理由になると思う。

「パートナーがいる」とか「既婚である」とかいう理由が加わるとさらに重要度が増すし、
私のように「30代後半」に差し掛かっている人にとっては切迫した問題になるんじゃないだろうか。

 

薬を飲みながら妊娠することについて

私たち精神疾患持ちにとって薬は命綱だし、
長く闘病してると薬なしの生活なんて考えられなくなっていると思います。
(私はそうなってた)
双極性障害なんて、本を開けば「治療には一生服薬していく必要がある」なんて書かれてたりしますよね。
でもその薬は妊娠禁忌薬なわけです。

そんなの絶望ですよ。

そのことを知っただけでも鬱になりそうですよね…。

 

とはいえ、調べてみると、薬を飲みながら妊娠出産する人もいるそうです。
薬をやめることで母体が不安定になるくらいなら服薬したまま妊娠を継続しましょうっていう判断をすることもあるそうです。

それはそれで無事生まれてきてくれればなんの問題もないんだけど。

でももし、何らかの障害を持って生まれてきたら…?
それが、自分が服薬をやめなかったせいで起きる障害だったら…?

たぶん自分を責めちゃうよね。
精神疾患持ちの私たちがそういう状況に直面したとき
その苦しみを乗り越えられるかしら…?

新生児薬物離脱症候群という問題

新生児薬物離脱症候群という言葉、聞いたことありますか?

これは、生まれてきた赤ちゃんに起こる離脱症状のことです。

妊娠中に服薬をすることによって薬の成分が胎児にも供給されていくのですが、
出生し母体から離れることによって母体から薬の成分が供給されなくなり
赤ちゃんが離脱症状を起こすというものです。

妊娠中お産が近づいてから、けいれんを抑える薬、不安感などの精神的な症状を和らげる薬を使用していたお母さんから生まれた赤ちゃんに薬の作用として、「ぐったりしている状態」や「手足をブルブルふるったりする状態」があらわれることがあります。
薬の影響がより強い場合には「けいれん」や、「息をとめる」などの一時的な症状が現れることがあります。
こうした赤ちゃんの一時的な変化を新生児薬物離脱症候群と言います。

厚生労働省ホームページより
https://www.mhlw.go.jp/topics/2006/11/dl/tp1122-1j17.pdf

 

薬をやめるときのあのきつい離脱症状が赤ちゃんに起きるかもしれない。
そんくらい別にいーんじゃない!って、思えます?
思えるなら問題はない。
でもきっと多くの女性が、そんな苦しい思いはさせたくなって思うんじゃないでしょうか。

 

こんなん書くのは脅しのようで好きじゃないけど、
気にしないで突っ走って「なんとかなるなる!」って思えるタイプじゃないから
精神疾患になって薬を飲むようになったわけじゃないですか。
私は無視できなかったから、妊娠する前に薬をやめられるか試してみようと考えました。

 

誤解してほしくないのは、薬飲みながら妊娠出産した人はひどい親だとかそういうことが言いたいんじゃないってこと。
それとこれとは別な話なので!
薬、ものによっては、離脱症状ものすごいんで…とくに妊娠したからって一気断薬しちゃうのはものすごく危険なので絶対しちゃだめ!!!
離脱症状だけでなくて、妊娠中はホルモンバランスが変わって精神的に不安定になりやすいと聞くし、そんな中でそれまで頼ってた薬をやめるとなると不安感が増してしれない。
飲み続けることが赤ちゃんのためになるパターンもありますからね。

今書いてるのは、準備できる期間があるなら、できる限り準備しておいてあげたいなって思う気持ちのことです。

 

デパケンとリーマスをやめることについて

さて、今回漫画の話題にしたデパケンとリーマス。

このふたつをやめるきっかけになったのは上記のように妊娠を希望した際に問題があるからでした。
実際には当時飲んでいたパキシル、デパス、ルネスタも妊娠禁忌薬なのでそれらをやめる理由の中にこの「妊娠」というテーマも関係してきています。
ただ、薬をやめたい理由の優先順位としては
パキシル怖い>>睡眠薬効果強すぎてだるい>妊娠希望
の順番だったので、最初の段階でははっきりとやめるとは決めていませんでした。

そして、この5種類の薬の中でデパケンだけは危険度が特に高く、主治医の判断で一番最初にやめることになりました。

私としても、デパケンずっと飲んでるけどほんとに効果あるのか⁉と思っていたので、これは躊躇なくやめられました。

 

問題はリーマス!

リーマスはほんとにやめてもいいものかずっと悩みました。
他の薬を減薬してる最中も悩んでました。

飲み始めたころに、感情の波が消えていく感覚があったからです。

でも不信感もありました。
だって、リーマス飲んでても普通に動けない時期あったし、テンション上がる時期もあったんだもの!
一番困ってる睡眠問題も全く解決しなかったし!

効いてる?ほんとに~?いやいや、飲まなかったらもっとひどいことになっているのかも…。なんて悶々としていました。

で、結果的にはやめました。
なんでかというと、やめてみて症状の変化をみてみないと、自分にとってどれだけリーマスが作用してくれているのかも見極められないから、です。
そして、やめても大きな症状がでなければ、薬の服用が完全にない状態で妊活に臨める!と思ったからです。
気分安定薬をやめる理由と同様、実験ですね。
自分の体を使った人体実験です。

こういうのは本来、新しく薬を飲み始めたころに効果を確認しながら処方内容を決めていけば必要のないことだと思うのですが、当時の処方内容の基本形を決めた時期はもう本当にひどい時期でボロボロだったので、そういうことにまで意識が回っていませんでした。
全部医者任せにしてましたから、どうしてその処方で落ち着いたのかも覚えていないです…。

ちなみに、やめた今でもリーマス飲んだら何か変わるのかなぁ?と思うことあります。
今後気分の波に飲み込まれそうになったら再服薬もあるのかもしれません。
それくらい、なんとなくリーマスに対する信頼感というか期待感があったりします。
双極性障害と診断されているからですかね。

 

以上、私が気分安定薬をやめた理由でした!

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今後は、減薬断薬体験記なんかも書いてみたいなと思っています。
ただそれは長くなりそうなので構想をまとめるのに時間かかると思います。
気長にお待ちください。

まだダイエットの話とか、鬱の時の家事の話とかも描いていきたいなと思っているので、
描けそうな順に描いていきたいと思います。

ブログの記事は描くのが遅くてなかなか更新できませんが、Twitterでは日々のことをつぶやいたりなんかしているので、もしよかったら声かけてください。

ではでは!

 

離脱症状と注意してほしいこと

今日の記事を読まれて気分安定薬をやめたいと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
もしそうなった場合にも、急に服用を中止することは絶対になさらないでください。

私が調べた限りでは気分安定薬は離脱症状をおこしにくい薬のようです。
ですが、体質によって離脱症状を起こす可能性はあり得ます。

離脱症状だけでなく薬で抑えていた原疾患が表出する可能性もあり得ます。
特に急に服用を中止すると、体内のバランスが乱れ体調を崩しやすくなります。

私の経験上ですが、離脱症状はそれまで経験した精神疾患の何十倍もひどい精神症状・身体症状に襲われる可能性があります。
そのために亡くなられた方もいます。
それが出ないようにするためには、ゆっくり時間をかけて減らしていく必要があります。
ここでいうゆっくりとは、年単位での減薬を指します。
私はすべての薬をやめるのに1年半かけました。
それでも振り返ると急ぎすぎたなと感じています。
そして、離脱症状の後遺症がいまでも残っています。

私は今後、減薬・断薬についての体験談や情報をブログにかいていくつもりでいますが、なにぶん描くペースが遅いですし、小出しにする情報によって悪影響を与えてしまわないかということを危惧しております。

減薬・断薬には、「正しい知識」「環境の整備」、そして「主治医との連携」「周囲のサポート」が重要だと考えています。

絶対に衝動的に減薬・断薬をすることのないようにしていただきたいと思います。

 

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ABOUT ME
うめやま ちはる
双極性障害当事者の35歳専業主婦です。 漫画を通してこの病気との私なりの付き合い方を発信していきます!

POSTED COMMENT

  1. ゆうき より:

    はじめまして。

    今、現在、リーマス400mgを服薬して4ヶ月ですが、リーマスには離脱症状がありますでしょうか?(精神的、身体的)

    自己判断ではないですが、断薬を検討しております。

    よろしくお願いいたします。

    • うめやま ちはる より:

      ゆうきさん、はじめまして!
      離脱症状に関しては個人差があるものなのであくまで私個人の経験からくる感想になることを前提としてお話しさせてもらいます。

      私はリーマスを600mgのんでいて、200mgずつ減薬をしました。
      リーマスの減薬の際に身体的な離脱症状はありませんでした。

      精神的な面では、離脱症状なのか原疾患が表出したのかわからない問題は起こりました。
      ひとつは自分は双極性障害なのに本当に気分安定薬を飲まないで生活していけるのか?という不安です。うまくいかないことがあるとリーマスをやめたせいなのではないかと不安になりました。 
      これはリーマスを飲まないで過ごす期間が増えることで解消していきました。
      もうひとつはフラッシュバックが度々起こるようになったことです。減薬の一番最後にリーマスを減薬し、そのあとから症状が強く出るようになりました。過去の嫌なことを思い出して一瞬だけプチパニックになる感じです。
      これは気持ちの落ち着け方を勉強することでだいぶ落ち着きましたが今でも起こります。

      両方とも、私としてはリーマスの離脱症状というより、薬に対する依存心(困ったことがあれば薬で解決しようとするという意味で)と、双極性障害の症状として過去に対する後悔が強く出てしまっているのかな?と思っています。

      そういうわけで、私としてはリーマスは離脱症状はないと感じています。
      ただし、減薬の問題点は離脱症状だけではない、という感じでしょうか。

      なにか参考になれれば幸いです!

      • ゆうき より:

        チハルさん、

        ご返信ありがとうございます。

        チハルさんの体験談を参考にさせていただき、慎重に減薬していきたいと思います。

        チハルさんのますますのご健康をお祈りいたします。本当にありがとうございました。

  2. ゆうき より:

    チハルさん、こんばんは!
    以前、コメントしたゆうきです。

    私も、リーマスの減薬に入りました。そしたら、不安と恐怖と絶望が混じった嫌な感覚が襲ってきました。瞬間的に起こり、何ごともなかったかのように去っていきます。過去の嫌な記憶も蘇ります。これがチハルさんが言っていたプチパニックなのかと思います。本当に一瞬なんです。(ちなみに私も双極2型です。パニック障害ではありません。こんな症状は今までありませんでした。)

    チハルさんはこの症状はいまでもあるとおっしゃっておりましたが、チハルさんはどれくらいの期間、服薬されていたのでしょうか?また、断薬してどれくらい経つのでしょうか?頻度、度合は軽減されるものなのでしょうか?

    (主治医は離脱症状に理解がないようです)

    過去のことを思い出させてさまう質問で大変申し訳ございません。答えられたらで構いません。よろしくお願いいたします。

    • うめやま ちはる より:

      ゆうきさん

      こんばんは。
      ゆうきさんも私と似たような?症状感じておられるとのことで驚きました。
      まず質問にお答えしますね。
      リーマスの服薬期間ですが、たぶん4~5年くらい飲んでいたと思います。断薬してからは2年半くらいです。
      私の場合は言葉や動作をきっかけに過去の具体的にあった嫌なことを関連付けて思い出してしまうという状態でした。
      初期の頃は思い出すとそのとき取り組んでいること(料理など)に取り組めなくなり寝込んでいましたが、次第に思い出しはするものの数秒後には忘れられるようになりました。(それでもビクッとはする)
      頻度も減ったと思います。
      それでもやはりすごく不快なことは不快ですし、生活に大きな支障はないものの人生には大きな支障をきたしていると思います。

      ここからは余計なアドバイスになるのですが、もし減薬による症状なのであれば一旦元々飲んでいた量に戻せば症状が落ち着くはずですので戻してみてください。
      離脱症状はあとでどうこうできるものではなく、とにかく減らす段階で離脱症状が出ないように減らしていくことが重要です。

      あと、その他にそういう状態になる原因として2つ考えられます。
      ひとつめは、双極性障害の症状として過去に対する後悔を持ちやすいというのがあります。これが理由だとすると、リーマスがゆうきさんにしっかり効いていて症状を抑えてくれているんだ、ということなのだと思います。(私は自分のフラッシュバックは双極性障害からくるものだと判断していました。)
      ふたつめに、減薬していることを意識するあまり、からだの変化に敏感になり過ぎてしまいがちになります。これは薬の成分というより減薬することに対する不安な気持ちからきます。これは減薬している人に多く起こりがちな印象です。

      何が原因か、というのはおそらく判断がつかないと思います。
      正直、離脱症状に理解のない医師にそれは薬で抑えられていた元々の疾患が出てきているだけだよ、と言われても納得できませんよね(汗)
      もちろん、医師の意見は妥当性もあるのでできるだけとことん話をした方がいいです。
      おそらく医師も、原因は何であれ、今よりゆっくり減らそう、とおっしゃるのではないかと思います。
      なので、とりあえず薬の量を戻して、自分の中の変化を確認して落ち着いたら、次はもっと少量の減薬を試みてみるといいと思います。

      ただの素人が聞かれていないことまで書いてしまいすみません。減薬に取り組んでみて、自分が後悔した部分もあり、同じ後悔をしてほしくなくて、おせっかいとは思いつつ色々書いてしまいました。
      余計な部分は読み飛ばしていただいて構いませんので、どうかお大事にしてください。

  3. ゆうき より:

    チハルさん、ご返信ありがとうございます!

    全然、余計なアドバイスなんがではありませんよ!とても勇気づけられ、納得することができました。チハルさんがおっしゃっているように、もう少しゆっくり斬減し、ペースを落としてみようと思います。

    とても丁寧な対応、わかりやすい説明にとても感謝しております。とても思いやりのある方ということを実感いたしました。本当にありがとうございます。とても感謝しております。

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